こちらの本を読みました。
大学時代の私はコミュニティの中での立ち回りが下手だったので結構苦労していました。この本を読めば少しは組織内での立ち回りの参考になったかも…
この本を読んだからと言ってすぐに権力を手にできるかといえばそんな事は無いと思いますが、ちょっとは組織内の立ち回りを考えるきっかけになる本だと思います。
この本の大まかな内容
この本の内容は大まかに言ってしまえば「平等を謳いながらも人はステータスを求めるよね」ということになります。
他にもこの本の主旨を大まかに箇条書きすると…
- 人が行うステータスゲームは支配、美徳、達成の3つのゲームがある
- ヒエラルキー最下層にいる人々が抱く高い地位の人々への妬みは根深く、少しの不祥事で炎上を招く
- 「自分は正義の味方、相手は倒すべき悪者」という身勝手な物語を宗教や国は紡ぎ、民衆を扇動する
- 自然災害が厳しかったり、外界の脅威が大きいし集団ほど戒律は厳しくなり、自分たちは優れた存在だとみなす傾向が強い
- 日本もこれに該当し、現に司法制度は外国以上に厳しく、また「クールジャパン」という考えも広まっている
結構分厚い本なので本棚を占拠しますが、生きていく以上、社会に属することは避けられませんし、ヒエラルキー最下層の悲惨な状況を知ってしまうとどうしても回避したくなります。
今後もこの本は読んでいきたいと思います。