AppStoreでいろいろ調べていたら出てきたのがこのアプリ。
どんなアプリ?
このアプリは自分の生年月日を登録すると平成29年度簡易生命表を基に残りの余命を教えてくれる、というものです。
これまでに自分が使ってきた時間、そして残された時間を円を用いて表現しています。
また、残りの時間から使った時間に移り変わる際に砂時計の砂のようにポタポタ落ちてくる描写で表現しています。
モモを彷彿とさせる
これを見ると
エンデの『モモ』を思い出してしまいますね…
ここに出てくる「フージー」という男性の独白はなかなか心に響きます…
「おれの人生はこうしてすぎていくのか。」フージー氏は考えました。「はさみと、おしゃべりと、せっけんのあわの人生だ。おれはいったい生きて何になった? 死んでしまえば、まるでおれなんぞもともといなかったみたいに、人に忘れられてしまうんだ。」
※『モモ』より引用
こうした考えは私にもよぎったことがあります。
大学時代 まるでいないのと同じだったのでは?
私は大学時代に、とある競技ダンスのサークルに所属していました。夏には合宿があるのですが、その合宿にしおりを作る、というものがありました。
その際にあるアンケートを集計するのですが、
「○○っぽい部員」のような、ある特徴について当てはまりそうな(他人に印象を与える要素)内容についてのランキングがそのしおりに記載されるのです。
当時大学4年生で最上級生でそれなりにサークル活動も続いていましたが、その各ランキング項目に自分は全くランクインしませんでした。
つまり自分は印象の薄い、悪く言うといないのと同じだったのではないか、という苦い思い出を思い出してしまいました。
当時の自分は人に合わせて自分よりも他人を優先しているきらいがあったのでそうなっても仕方がなかったのかもしれません。
それでも人の印象に残る、自分が生きたというのが実感できる何かが欲しいと思ったのがこのブログを始めるきっかけになったと思います。